 |

|
ジャスティン・K・ブロードリック(イェスー他)とアーロン・ターナー(アイシス他)
らによる噂のコラボレーション・ユニットが遂にアルバムをリリース。
伝説のゴッドフレッシュ的な要素をも感じさせる不穏なノイズにうろたえる...
■イェスー、そしてアイシスといえば洗練に洗練を重ねた孤高のヘヴィロック・サウンドを聴かせ、全世界で確固たる地位を築いているアーティストだが、表現者としての根底には極めて原始的ともいえるハードコア・マインドを持っている。それぞれのバンドと並行させる別働隊でしばしばその嗜好性が垣間見えるが、このグレイマシーンはその極端さを極限まで追求したものとして今後認知されていくだろう。ジャスティン・K・ブロードリック他イェスーの3人と、最新作と先の来日公演が記憶に新しいアイシスのアーロン・ターナーによる新バンドの音はどこまでも不穏である。
■無慈悲で無機的なビート、歪みに歪みながらも芯の太さは不気味に増していくベース、ギターともエレクトロニクスともつかない浮遊系のノイズ...といえばかつてジャスティンが率いた伝説のインダストリアル・バンドのゴッドフレッシュを思い浮かべるが、本作の音楽性は大筋でそこから外れていないだろう。シューゲイザーまでを飲み込み甘美なメロディと歌を聴かせるイェスーとは正反対の音であり、ジャスティンのもうひとつの表現アウトプット=ファイナルや80年代初頭のオリジナル・インダストリアルとも重なり合うサウンドは、さすがの貫禄と年季の違いを感じさせる。
■アイシスに莫大な影響を与えたゴッドフレッシュ/ジャスティンとのコラボレーションは、アーロンにとって師弟での創作という意味をも持っている。音の構築能力が極めて高い彼が師の意を汲んで作り込んだサウンドは、普段は意識的に抑えていると思しき攻撃性が存分に開放されている。
■日本盤のみボーナス・トラック収録決定。海外で本作に先駆け発売され、わずか数日で完売した超限定アナログ盤からのテイクを収録、全世界で日本盤のみCD化されることになる。
■アーロン自身によるヴェラム紙を大胆に使用し凝りに凝ったアートワークが印象的。
|